ねえねえ、私たちの結婚式の時に使いたい曲があるんだけど・・・・。 何だっけっなあ? 曲名が思い出せない。ほらほら、あのすごい綺麗な曲。
うーん、ちょっとメロディを歌ってみてよ。
♪ラ〜ララ〜ラララ〜ラ〜ラ〜♪ ってやつ 。
たしか、「愛の挨拶」とかいう曲じゃないかな?
あ、そうそう、それそれ!「愛の挨拶」!
作曲したのは、えーっと、イギリス人だったような・・・・。 エルガーじゃなかったかな?
あなたにも似たような経験ありませんか?
例えば、よく学校の卒業式で演奏される、なんとも優雅で高貴な気分にさせられる、あのメロディ。 最近、TVコマーシャルやドラマの主題歌なんかでよく耳にする、あのメロディ。 アニメ「あたしンち」のエンディングテーマにもなり、ハッスルの高田総督のテーマにまでなっている、あのメロディ。 よく耳にするんだけど・・・・。曲名?
うーん、知らないなぁ。作曲した人?それも知らない。
え、エルガーの行進曲「威風堂々」第1番っていうんだ。ふーん。
そう、誰でも一度は耳にしたことがあるけど、まだ日本ではそれほど名前が知られていないイギリスの作曲家。 それがエドワード・エルガーなのです。 エルガーは愛妻家として知られ、その優しくて親しみやすいメロディは、一度聞いたら忘れることができなません。 正に彼の人柄がそのまま作品に表れているのです。 「愛の挨拶」や「威風堂々」第1番だけが有名になってしまいましたが、 エルガーには、その2つに勝るとも劣らないない名曲がたくさんあります。 ぜひ、一度彼の作品に触れてみてください。 きっと、心洗われるような素敵なメロディに必ず出会えますよ。
本書は、そんなエルガーという作曲の全てを解説した、日本ではとても希少な出版物です。 ぜひ、あなたのお手元に置いてエルガーの作品に触れる際のガイドにしてください。 さらに・・・・特別付録としてエルガーの作品を音源化したオリジナルCDがついています。 「愛のあいさつ」に「威風堂々」はもちろんのこと、他のエルガーの代表作品から、 はたまた、世界初公開となるエルガーの未完作品の断片をも収録しています。
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298ページ CD付
そう、誰でも一度は耳にしたことがあるけど、まだ日本ではそれほど名前が知られていないイギリスの作曲家。 それがエドワード・エルガーなのです。
エルガーは愛妻家として知られ、その優しくて親しみやすいメロディは、一度聞いたら忘れることができなません。
正に彼の人柄がそのまま作品に表れているのです。
「愛の挨拶」や「威風堂々」第1番だけが有名になってしまいましたが、 エルガーには、その2つに勝るとも劣らないない名曲がたくさんあります。
ぜひ、一度彼の作品に触れてみてください。 きっと、心洗われるような素敵なメロディに必ず出会えますよ。
本書は、そんなエルガーという作曲の全てを解説した、日本ではとても希少な出版物です。 ぜひ、あなたのお手元に置いてエルガーの作品に触れる際のガイドにしてください。
さらに・・・・特別付録としてエルガーの作品を音源化したオリジナルCDがついています。 「愛のあいさつ」に「威風堂々」はもちろんのこと、他のエルガーの代表作品から、 はたまた、世界初公開となるエルガーの未完作品の断片をも収録しています。
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まえがきより
日本では、「波乱万丈」という言葉が好まれる傾向がある。歯を食いしばって苦闘を乗り越え最後に、 歓喜を迎える。そういうストーリーや、そういう人生を歩んだ人物を好む傾向がある。音楽でいえば、 ベートーヴェン。あの「第九」の音楽そのものが、日本人好みの波乱万丈そのものを表している。 そんな理由からか、日本でのエドワード・エルガーの人気も今一つピンと来ない。確かにエルガー という人は、そんな波乱万丈の人生に一見無縁なように見える。多くの歴史上の偉人や音楽家たちが 華々しい異性遍歴を繰り広げたのに対して、エルガーは終生一人の女性を愛し続け、命のやり取りを 掛けた凄まじい修羅場に遭遇することもなかった。確かに、彼の伝記は他の波乱万丈な人たちの伝記 と比べてみてしまうと読んでいて面白くないかもしれない。それに彼の作品にもベートーヴェン的な 闘争が表現されることもない。 だが果たしてそれは真実なのか?彼の人生をよく見てみると、何度も壁に突き当たり、挫折を味わっ ている。彼が作曲家として名声を得るまでに味わった挫折の数々・・・。第一次世界大戦という未曾 有の惨事によって変えられてしまった周囲の環境。作曲様式そのものの変革による時代からの攻撃。 自らのモチベーションを犠牲にしてまでも外面的依頼を優先させねばならなかったジレンマ・・・そ して、それに伴う周囲の無理解。それは作品をよく聴きこめば、彼の作品に込められた二面性の存在 に気がつくはず。さらに創作意欲そのものまでを根こそぎ奪われてしまうような悲劇・・愛妻の死。 一人の人間が一度の人生に味わう苦悩として十分というほどの苦悩を体験しているのである。 しかし彼の作品には、そういったマイナスを感じさせるような要素とは無縁な穏やかさや温かさ、 ぬくもり、誠実さといったものがあふれている。そう、それこそがエルガーの音楽の魅力なのだ。彼 の音楽にはそういった苦悩をも包み込む温かさ寛大さがあふれている。 これまで日本では、行進曲《威風堂々》と《愛の挨拶》といったほんの一部の曲でしか名前を知ら れていなかったが、ここ数年、やっと我が国でもエルガーという作曲家が受け入れられつつある感が ある。 日本におけるエルガーの受容の歴史も、今新しい時代を迎えつつあるのだ・・・と生誕150周年 を経過し、あらためて実感している。ぜひ、エルガーの新たな魅力をリスナー一人ひとりが発見して いただき、よりこの作曲家のことをもっと知っていただけたらと願わずにいられない。
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「指揮者のロッホランが(エルガー・バースプレイスに)訪ねて来た時のこと、彼は《交響曲第2 番》の自筆譜に2時間以上もかぶりついていた。近々、同曲を指揮することになっているらしく何か 困っている様子であった。印刷されている楽譜に記されている、ある部分のクレッシェンドの指定が どうしても思うように演奏できないらしかった。そこで自筆譜を研究したところクレッシェンドは別 の箇所に記されているのを発見し、彼はとても納得した様子で帰っていったという(この項Michael Grundy 著「Elgar's Beloved Country」 76 ページより)」 ロッホランが自筆譜から発見した部分とはどこか?2002年にロッホランがエルガー交響曲第2 番を指揮するために来日した時に本人に会見して訊ねてみた。それは・・・・
もくじより
誕生・・・赤レンガのコテージ
音楽への夢 人生の転機・・・出会い
再出発・・・合唱音楽の里
思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ
カーリーの《オルガン・ソナタ》
遂につかんだ名声
作品紹介1《エニグマ変奏曲》
スタンフォードの《レクイエム》と《エニグマ》の謎
エニグマ第7変奏トロイト・グリフィス
=映像作品紹介= Elgar's Enigma ? Hidden Portrait
ガーディナー/ウィーンフィルによる《エニグマ》
《ゲロンティアスの夢(The Dream of Gerontius, op.38)》
作品紹介2《ゲロンティアスの夢(The Dream of Gerontius, op.38)》
思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ
大友直人/ 東京交響楽団《ゲロンティアスの夢》
BBC開局75周年「ゲロンティアスの夢」
《希望と栄光の国》
作品紹介3《希望と栄光の国》4つのパターン
傑作の森
作品紹介4エルガーのオラトリオ《使徒たち》《神の国》
作品紹介5メニューインの《ヴァイオリン協奏曲》ハーンの《ヴァイオリン協奏曲》
作品紹介6エルガーの音楽に介在する二面性
思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ
ノリントンのエルガー《交響曲第1番》
作品紹介7《交響曲第2番》
思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ
大友/東響のエルガー2番
デヴィッド・ポウナルの「エルガーのロンド」
再びロンドンへ
ウッド・マジック・・・最大の悲しみ
作品紹介8《チェロ協奏曲》
失意
新しい風
電気録音
作品紹介9 エルガー演奏の原典とは何か?
「マール・バンク」
15パーセントのエルガー
現在進行形のエルガー
作品紹介10 エルガー/ペイン《交響曲第3番》
思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ
《交響曲第3番》日本初演
デヴィッド・ポウナルの「エルガーの第3」
作品紹介11《ピアノ協奏曲》
作品紹介12 エルガー/ヤング 歌劇《スペインの貴婦人》
作品紹介13《威風堂々》第6番
作品紹介14 エルガーと彼をめぐる女性たちとの音楽
Elgar's Tenth Muse
作品紹介15 エルガー作詞による作品
作品紹介16 エルガーの編曲
ケン・ラッセルの「エルガー」
ケン・ラッセルの Elgar-Fantasy on a Composer on a Bicycle
エルガーを演じた俳優たち
エルガー年表
エルガー交友人名一覧
エルガー家系図
エルガーの家、およびエルガー名所一覧
眺めのいい音〜エルガーとともにイギリスのカントリー・サイドを歩く〜
付録CD解説
「エドワード・エルガー 希望と栄光の国」(武田書店)
あとがき
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水越 健一(みずこし けんいち)
幼い頃より英国関係の文化に興味を持ち続け、その過程において、オーストラリア在住中エルガーの音楽と出会い魅了される。1994年よりエルガー協会会員となり、現在日本国内での総窓口的存在。2001年6月、日本初のエルガー専門書「エドワード・エルガー 希望と栄光の国」(武田書店)(2005年第9回日本自費出版文化賞入選)を執筆。同時に音楽之友社「レコード芸術」誌のレギュラー執筆陣として活躍。その他、東京交響楽団やNHK交響楽団のプログラムノートを執筆。2007年エルガー生誕150周年では、エルガー自作自演CDボックスのライナーノーツを執筆。その他、尾高忠明指揮、札幌交響楽団によるエルガー/ペイン、交響曲第3番のCDライナーノーツ執筆。2005年日本エルガー協会設立。
オーストラリア先住民族アボリジニの民族楽器ディジュリドゥ(イダキ)奏者としてステージ活動なども展開している。エルガー生誕150周年を記念した作品「ディジュリドゥのための序奏とアレグロ」を発表するなど作曲活動も行っている。
【著書】
「エドワード・エルガー 希望と栄光の国」(武田書店)
神奈川県横浜市南区新川町1-2
電話 045-252-2511